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自己紹介文

獺の祭見て来よ瀬田の奥    芭蕉
茶器どもを獺の祭りの並べ方  子規

 獺(かわうそ)の祭という言葉は「礼記」の獺祭魚(ダツ、魚を祭る)に由来するんだそうです。なんでもカワウソ君は、魚を獲っても すぐには食べず、岩の上にまるで祭るかのように並べるという習性がある、ト。これがまるで、身の回りに書物を広げ散らかして詩文をつくる文人の姿のようであるというのでありますね。
 ちなみに正岡子規の別号は獺祭書屋主人(だっさいしょおくしゅじん)といいます。9月19日の彼の命日は獺祭忌。
 いや、こうなると断然カワウソ君に親近感を持ちますね。かくいうわたしも、読みもしないのに古今東西の本を身辺に取り散らかしていると、無性に幸せを感じるという、いたって安上がりな人間の一人。
 しかし、いくらカワウソ君の祭が気に入ったからって、まさか正岡子規の号をいただくわけにも行きませんから、とりあえず「かわうそ亭主人」を名乗ることにしました。
 それに、カワとウソといえば、近松門左衛門に「虚実皮膜の論」という芸術論があります。これまたなかなかもっともらしい取り合わせではありますまいか。(牽強付会とも言う)
 いやいや、それよりなにより、このカワウソ君、実に愛らしい奴なんですよね。なんでもラッコもカワウソの仲間だそうですよ。どうです、俄然親近感が湧いてきたでしょ?

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