徘徊俳人替歌集 其の四
サンキ・
何も聞かずに つきあってくれてサンキ・
季節外れの検挙 命はった俳誌持って
私服に 襲われて走りながら
ガバリ 涙目で詠うから
笑っちゃった じゃない
…チクられて監獄
京大俳句で ハメられたんだ
泣かなかったし 責めなかった
えらかったねって あとで言ってくれたけど
ぼろぼろいい俳人たち こぼれて戻らなかった
好きに詠んだだけだったのにな 言っちゃった後
泣けてきた
また戻ってきた仲間見て 笑って泣いた
ちょっとつぶしにかかられそうだけど
「天狼」出すならつきあうよなんて
笑っちゃったじゃない
やってくれて良かった
いてくれて良かった
今日はホンと…三鬼
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