さやにしたもつ
宮内庁は、週刊朝日(4月30日号)に掲載された皇后さまの和歌に関し、誤読し意味を曲解しているとして、同誌に善処を要請した。掲載されたのは、皇太子妃時代の1963年の香淳皇后の誕生日のお祝いに詠んだ和歌。「白珠(しらたま)はくさぐさの色秘むる中さやにしたもつ海原のいろ」という歌の一部を「さやに・したもつ」と読み、ジャーナリストの渡辺みどりさんの解釈として、はっきりと上と下とで色が違うことを意味すると指摘。「あの貴い方のお心のうちは、海原の色のように、その時々に変化し、理解するのは難しい」などと意訳した。宮内庁は、語句の切り方が間違いで、「さやにし・たもつ」で真珠がさまざまな色を秘めながら清(さや)かに海の色をとどめていることを示すと解釈を説明、「明らかな読み違いに基づく解釈を看過することは出来ない」などと文書で申し入れた。
「清にし保つ」ねぇ・・・・
あきらかな読み違い、とまでいうのはいかがなものか。
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コメント
皇后の御歌……「したもつ」はあり得ないけど、「白珠」は香淳皇后をあらわしているとも読めるらしい。「朝日歌壇鑑賞会」ですが、文法解釈は合っているのに、教養の無さをさらけ出して自滅でしょうか。
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1083085486/500-">http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1083085486/500-
投稿: 詠み人知らず | 2004/05/04 03:59
「さやに・したもつ」とは、なにをかいはんや。
開いた口が塞がらぬとはこのことでせう。
そもそも、歌の意味が通らないではないか。
やれやれ・・・ですね。
投稿: 仙丈 | 2004/08/20 03:32