俵万智とボビー・フィッシャー
Ex-Chess Champ Fischer Detained in Tokyo
いや、おどろいた。チェスの世界チャンピオンだったあのボビー・フィッシャーが成田で拘束されたというのだ。15歳でグランド・マスターとなり、歴代のロシアから王位を奪いアメリカにチェス世界チャンピオンの座を持ち帰った冷戦時代の英雄もいまは61歳。
なんで拘束されたのかといえば、1992年にボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争にからんで国連の制裁を受けていたユーゴスラヴィアでチェス・マッチを行った咎でアメリカの訴追を受けていたのだ。APのこの記事では、なぜかここでチャールズ・ロバート・ジェンキンズ脱走兵にふれられている。身柄引渡し協定の問題である。このあたり、なんだかよくわからないけど、ちょっと不可解な出来事ではあります。
ところで、掲題になんで俵万智ちゃんがでてくるか。
実は、いま『ボビー・フィッシャーの究極のチェス』(河出書房新社)という本を手元に置いているのだが、この本の推薦を彼女がしているのです。
それによれば万智ちゃんは、小学生のころから父親にチェスの手ほどきをうけ、「いまから勉強すれば日本チャンピオンになれるかも」とお父さんは夢見ていたそうな。
そんなことぜんぜん知らなかった。
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