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2004/09/05

憂鬱な未来

オセチアという名前をはじめて知ったのは、ジョン・ル・カレの『Our Game』か『Single & Single』のどちらかだったと思う。グルジアやチェチェンという名前には覚えがあったが、Ossetiaなんて聞いたこともなかったので、最初はこれは架空の名前かと思ったことを思い出した。

以下はプーチン大統領の演説のBBCによる抜粋。
ポイントは、我々は弱みを見せてしまったのだ、という、もとKGBの歯噛みをするような一節にあるのだろう。


BBC NEWS | World | Europe | Excerpts from Putin's address

On the whole, we have to admit that we have failed to recognise the complexity and dangerous nature of the processes taking place in our own country and the world in general. In any case, we have failed to respond to them appropriately. We showed weakness, and the weak are trampled upon. Some want to cut off a juicy morsel from us while others are helping them.

ソビエト連邦という体制は西側との競争においては有効ではなかったかも知れないが、すくなくともあの強権政治のもとではこんな醜態をさらすことはなかった、という無念さが読み取れる。強権でテロにのぞむ、という言葉に嘘はなかろう。

素朴な疑問だが、イスラームにとって一番大事なことは、死後に天国にいくという約束だと聞く。であれば、お前は天国へは行けない、といわれるのは最大の抑制になると思う。しかし、少なくとも、イスラームの聖職者連中が、逃げ惑う幼児に自動小銃の銃弾を浴びせるような外道は、いかにイスラームの大義に殉じたつもりでも、地獄に落ちる、天国へは行けない、と言明しているとは聞かない。子供殺しの連中でも、彼らは天国に行けるのか。つまりは、そういう文明なのだろう。
9.11以降、これは「文明の衝突」ではない、というのが非イスラム世界のタテマエだ。お偉いセンセーたちはそう言ってぼくらに説教をたれるが、本音はどうか。単に地獄の釜の蓋をあけたくないというだけのことだろう。ザワヒリたちが狙っているのは、蓋をあけさせることだ。
これは「文明の衝突」なのだと、いまぼくははっきり思っている。

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