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2004/10/31

ホビットたちの島

スケルトン探偵、キデオン・オリヴァー教授もいまごろは大興奮だろうなぁと思ったのはわたしだけだろうか。
インドネシアのフローレス島で見つかったホモ属の新種とされるヒトの骨は、これから大きな問題を引き起こしそうだ。

BBC NEWS | Science/Nature | 'Hobbit' joins human family tree

身長は1メートルそこそこで、グレープフルーツほどの小さな頭蓋骨。火を使い、道具をつかっていたことが明かだという。BBCのタイトルは
'Hobbit' joins human family tree (ホビット、人類の系統樹にくわわる)
まさに伝説のホビットがほんの少し前まで(といっても12000年前だが)存在していたわけだ。
BBCにはさっそくデズモンド・モリスが寄稿していて、これがなかなか面白い。
(ここ)
もし、かれらの子孫がまだ生きていて発見されたとちょっと考えてごらん。人類はかれらをどうあつかうべきなんだろう。もしこの生き物の幼児をイギリスに連れてきたら、ぼくらはかれをイートン校にいれるべきなのか、それともやはり動物園に?かれが死んだら、聖堂に葬るのか、それともペットセマタリーに? とモリスは問いかける。ほんとうに深く考えだすと、これはたしかにむつかしい。もしかれを「人間」として扱うなら、チンパンジーはこれまでどうり動物でいいの、とすぐに考えだすからだ。そもそも人間だけが特別だという境界はかなりあいまいなものだが、こういう生き物が存在するとそのことをまともに突き付けられることになるからだ。
事実、宗教界ははやくもパニックで、すでにこの骨が悪魔が置いたものだという宣伝がはじまっているそうな。そりゃ、そうだろう。神様はこの人類だけを人類としておつくりになったのでは「ない」ことをどう旧約聖書と擦り合わせればいいというのか。まあ、仏教はむしろ悉皆成仏で安泰かもしれないけどさ。

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