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2005/01/16

逆説の日本史

井沢元彦さんの「逆説の日本史」は現在も週刊ポストに連載中で、既刊の単行本としては11巻までが出ているらしい。とりあえず5巻まで読んだ。世評に違わず面白い。専門的にはいろいろ批判も多いようだが、一人の著述家による通史(形式は紀伝体だが目指すところは一国の通史だろう)のよさを、もっときちんと評価するべきではないだろうか。
その上で、かれの歴史叙述の方法の限界や問題点を読者が自分なりに押さえ、この通史が時代を超えてすぐれたものになり得るかどうかを判断すればいいのだろう。

このシリーズを刊行順に並べると以下のようになる。

(1)古代黎明編(封印された「倭」の謎)1993
(2)古代怨霊編(聖徳太子称号の謎)1994
(3)古代言霊編(平安建都と万葉集の謎)1995
(4)中世鳴動編(ケガレ思想と差別の謎)1996
(5)中世動乱編(源氏勝利の奇跡の謎)1997
(6)中世神風編(鎌倉仏教と元寇の謎)1998
(7)中世王権編(太平記と南北朝の謎)1999
(8)中世混沌編(室町文化と一揆の謎)2000
(9)戦国野望編(鉄砲伝来と倭寇の謎)2001
(10)戦国覇王編(天下布武と信長の謎)2002
(11)戦国乱世編(朝鮮出兵と秀吉の謎)2004

いまためしに「週刊ポスト」の2005年1月28日号の情報をネットで探すとこんな見出しだった。(ここ)

逆説/滅亡・明からの「大陸出兵」要請に江戸幕府は一時「その気」に 井沢元彦/徳川家康、織田信長  週刊ポスト(1/28)

健筆を祈りたい。

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