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2005/02/24

宝誌和尚立像のこと

昨日のつづき。
3年前に開催された「ヒューマン・イメージ展」にこの像は出品されており、そのときの解説は次のようなものであったことを知りました。宝誌和尚という検索でここにたどりつく方もいらっしゃるかもしれませんので転載しておきます。

平安時代(11世紀)。京都府・西往寺。木造素地。像高160.0cm。宝誌和尚(418−514)は中国南北朝時代の伝説的な僧。梁の武帝が画家に命じて肖像を描かせようとしたところ、顔を裂いて下から十二面観音の姿をあらわし、それが自在に変化したので、ついに描くことができなかったというエピソードがよくしられている。僧形の顔の下から観音がのぞいているという本像の不思議な造形はそれにもとづくもの。同様の場面をあらわしたものは、中国では早くから絵画・彫像として作られたことが記録に残されている。日本には奈良時代に伝わり、奈良大安寺に安置されていたことが記録されているが、いずれも現存しない。大徳寺に伝わり、現在はボストン美術館所蔵の中国南宋時代の五百羅漢図中の一幅と並んで貴重な遺品の一つ。

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コメント

宝誌和尚の動画だよ。
http://www.youtube.com/watch?v=bx3JyepDSTM

投稿: dummy | 2012/03/06 11:24

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