二歳の北杜夫像
『作歌四十年』には長男齋藤茂太を詠んだ歌がたくさん採られているが、次男宗吉(北杜夫)を詠んだと明記してある歌は一首しか見当たらなかった。その一首——
年ふたつになりしをさなご着ぶくれてわがゐる前を幾度にても走る
情景が目に見えるようないい歌だな。
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