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2005/06/15

DANNY DECKCHAIR

「DANNY DECKCHAIR」というオーストラリア映画をみる。英会話の先生がバンコクで買ってきたDVDだ。2003年の作品だが日本での公開はなかった様子。これがなかなかいい映画だった。
こちらにトレーラーがある。(ここ)

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風船おじさんというのが数年前に日本でも話題になったが、こういうかたちで日常を脱出するというのは、どこかわれわれの心を揺さぶるところがあるのかも知れない。途中で嵐に巻き込まれた主人公ダニーが飛ばされていくのが、北部の小さな町クラレンス。ここで交通係の婦人警官グレンダと出逢って恋に落ちる。ダニーはシドニーのセメント工兼コンクリート・ミキサー運転手。長い休暇をとってキャンピングに行くことだけが生き甲斐だ。だが一緒に暮らしていた恋人トゥルーディは、美人で野心的、もっと上のキャリアを狙っている。だから、ダニーが目の前で空高く失踪してしまうと、一躍有名人となり、これをメディア業界のキャリアの足がかりにし始める。地方の小さな町の人々の中にとけ込んでいくダニー、ちゃっかりテレビ業界で顔を売り出すトゥルーディ、やがてテレビがダニーの居場所を発見すると・・・・てなオハナシ。

わがオーストラリア人の先生によれば、"down to earth"というのがこの映画のテーマなんだよね、と言う。なるほどね。そういえば、先日やはりオーストラリア映画で「月のひつじ」(原題は「THE DISH」(ここ))ってのを見たけど、あれもそんな感じのテーマだったな、と言うと、そうそう、オーストラリア人ってのはそういうのが好きなんだとのこと。納得。
(注:down to earth ; A person who is nice to everybody they meet.)

ところで、映画好きの人はこの作品の俳優にはなじみがあるはずだ。
ダニー役は、Rhys Ifans。発音はリース・アイファンズというあたりが正しいのかもしれないけれど、ネットで検索するとリス・エヴァンズという表記が多いようだ。この俳優は、ジュリア・ロバーツの「ノッティング・ヒルの恋人」で、ヒュー・グラントのルーム・メイトのスパイク役だよ、と言えば、多くの人が「ああ、あのヘンな奴かぁ」と思い出してくれるのではないか。わたしの見るところ、あの映画では完全に主役の二人を食っていたもんね。
田舎町の交通係グレンダ(この映画ではじつにチャーミングで若い頃のメリル・ストリープをわたしは思い出した)は、ミランダ・オットー。この人は、指輪物語のエオウィンです。
"No man can kill me. Die now!" という魔王に、" I am no man. "と答えて剣で撃ち殺すめっちゃ強いお姫様ね。映画・指輪ではなぜかわたしはこの人が一番好きなのです。
というわけで、意外なところでお気に入りの役者に再会できてごきげんな映画なのでありました。

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