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2006/03/29

エルンスト・バルラハ

Barlach 京都国立近代美術館でやっている「ドイツ表現主義の彫刻家−エルンスト・バルラハ展」を見に行った。
わたしは、今回の展覧会で初めてこの人のことを知ったのだが、木彫りの苦行者や読書をする修道士の像などを見つめているうちに、心の底の深い場所が、静かに、しかし大きく揺れ動くような感動を覚えた。以下、パンフレットの冒頭を引く。

芸術は人間性の最も深いところに存在するものである。

Kunst ist eine Sache allertiefster Menschlichkeit.

ハンブルク近郊ヴェーデルで生まれ、生涯の大半をメクレンブルク地方の小村ギュストローで過ごしたエルンスト・バルラハ(1870-1938)は、20世紀ドイツを代表する彫刻家・版画家・劇作家です。「人間」を生涯のテーマとし、ユーモアや笑いなど生きる喜びだけではなく、貧困や飢餓そして戦争などに直面する人々の存在を、優れた彫刻、版画さらには戯曲などの文学作品に表現しました。

最晩年の1930年代、ナチスが政権を取る前後あたりから、この芸術家は迫害を受け、「退廃芸術家」としてその作品を公共施設から撤収され、経済的にも困窮のうちに亡くなっている。作品は、彫刻も版画も、20世紀の前半がどのような時代であったのかを知る手がかりになるような気がする。

京都のあと、東京と山梨で引き続き開催されるようです。

  • 東京藝術大学大学美術館   平成18年4月12日 〜 5月28日
  • 山梨県立美術館       平成18年6月 3日 〜7月17日

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コメント

かわうそ亭さん、はじめまして。

>心の底の深い場所が、静かに、しかし大きく揺れ動くような感動を覚えた。

私も、先日、バルラッハの作品を見て、同じような感動体験を得ました。

記事をTBさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: snow_drop | 2006/04/16 23:47

snow_drop さん はじめまして。
コメント&TBありがとうございました。わたしは「読書する修道院生徒」の絵はがきをいまでも机の上に飾っています。ほんとうに感動的な彫刻でした。

投稿: かわうそ亭 | 2006/04/17 00:00

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東京藝術大学大学美術館でエルンスト・バルラハの回顧展を観てきました。 日本では、 [続きを読む]

受信: 2006/04/16 23:40

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