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2006/06/21

購書日記のまねごと

今日、奈良の古本屋で買った本。

『句集 獵常記』夏石番矢(静地社)
『この世 この生』上田三四二(新潮社)
『俳句 昭和55年2月号』(角川書店)

夏石番矢の本は第一句集の再版。昭和58年に三百部発行した初版本は発売と同時に絶版となった。再版の本書も四百部の限定となっている。
巻頭から順番に三句抜いてみる。

 降る雪を仰げば昇天する如し
 赤犬を埋めて朝夕複葉機
 馬槽のにいにいぜみもわが白夜    ※馬槽(うまぶね)

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降る雪の句は十五歳のときの作品だとか。池澤夏樹が芥川賞をとったときの小説『スティル・ライフ』にも、同じような情景を抒情的に描いた場面があったのを思い出す。

上田三四二の本はよく考えたら、読んだことがあったのを思い出した。まあ箱入りのきれいな状態の本なので、いずれどなたかにプレゼントでもするとしようか。

たまたま25年ばかりむかしの角川『俳句』が棚に並んでいたので、適当にぱらぱら読んでこの一冊を選んだ。「特集・四S前後」の最初の俳論が飯島晴子によるもので、ほお、と思わずうなるような切れのよい文章であったからだ。この話はまた日をあらためてすることにしよう。

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コメント

池澤『スティル・ライフ』の雪が降るシーンは、海辺ではなかったでしょうか。私もこのシーンが強く印象に残っています。ついでながら、やっと、マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』を先月読了しました。もちろん、感動!ご報告まで。

投稿: Wako | 2006/06/21 08:04

こんばんわ。
あの雪のシーンで池澤ファンになった人はきっと多いでしょうね。わたし自身もその一人です。
マクラウド、満足いただけたようでわたしも嬉しいです。

投稿: かわうそ亭 | 2006/06/21 21:10

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