僕ってナビ
自分用のクリスマスプレゼントに「MAPLUSポータブルナビ」という地図ソフトを買った。
PSP(プレーステーション・ポータブル)をカーナビのようにしてしまうおもちゃであります。専用のGPSレシーバー付きで8,925円。(amazon)
カーナビはさすがに持ち運びはできないが、PSPならポケットに入れて持ち歩ける。
GPSについては、レシーバーの仕様書にこんな説明があります。
GPS(Global Positioning System)は、米国の高精度な航法用衛星を利用した、地球上のどこにいても自分の位置を知ることができるシステムです。GPS衛星は、高度約20,000kmの6つの衛星軌道に合計約30個が配置されていて、地球上のどこからでも常に最低3個の衛星が補足できるようになっています。(中略)GPS受信機はGPS衛星からの電波を受信しています。衛星の軌道情報と電波の伝播時間のデータから自分の位置を計算することを「測位」と呼びます。測位には3〜4個のGPS衛星が補足されている必要があります。
もちろん、もともとは軍事技術だが、カーナビで一般化して、いまでは携帯電話にもなっているのはご承知の通り。えらい時代であります。(もっとも軍事用の誤差十数センチの高精度なGPS電波は暗号がかかっているので民生用の機器では受信できないそうであります)
使い方はいたって簡単で、レシーバーを装着して、地図ソフトを起動すると、自動的にGPS電波を受信しはじめ、数分でそこの場所の2万5千分の1地図と自分の現在地ポインタが表示される。あとは画面を見ながらナビ風に歩くもよし、現在地を確認してから適当に町中を彷徨し、わざと自分から迷子になって、ふたたび、GPSでいったいいまどこにいるのかを知るもよし、であります。
もちろん、現在地と目的地を入力してルートをさがし、道案内をさせるというのがナビシステムの本来の姿ですが(もちろんそういう使い方もできる)、まあ、クルマを運転するのでもなければ、ぶらぶら歩くときにナビを必要とすることはまずないし、しばらく歩きながら、「おお、ちゃんと追尾しとるがな」と面白がるのも、傍目にはバカ丸出しで恥ずかしいので、歩く時の使い方は、ときどきスリープから立ち上げて、現在地を知るなんてところでしょうか。
なお、その場所の状況にもよるのでしょうが、わたしの場合は屋外の開けた場所で衛星電波を補足させると、一番はじめの受信が3分ばかり、その後のスリープから立ち上げて、最受信させる場合は、瞬時とはいきませんが、数十秒で現在地を修正してくれるようです。ナビモードで画面を見ながら歩けば、ほぼリアルタムできちんと追尾してくれました。
精度については、仕様書ではプラスマイナス5メートルとなっていますが、これは場所によってかなりばらつきがある。ほとんどずれのないこともあるし、たとえば橋をわたったのにまだ対岸にいるようにポインタが指している場合もあります。まあ戦場で使うわけではないので、この程度の精度で十分に遊べるといえば遊べますね。
ただし、電波の受信は屋根があるところではほとんど駄目で、駅のプラットフォームや外が見渡せるビルの一階のカフェなんかでも補足できませんでした。
実用のカーナビとして使うつもりであれば、たぶん不満が出るでしょうから、あくまでおもちゃとしての使い方を考えるのが正解じゃないかなあ。
海賊の宝探しゲームとかさ。(笑)
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コメント
MAPLUS ポータブル ナビがあれば見知らぬ所で迷ってしまう事が少なそうなので非情に興味があるのですが、入手してもソニーのプレーステーションと言うものが無いと全く使えないのですか?
冒険とスリルに満ちたパイレーツ オブ カリビアンの映画に出てくるコンパスよりは頼りになりそうに思う。
投稿: でんでん虫 | 2006/12/31 02:13
こんにちわ。PSP専用のレシーバーとソフトなので、本体をもっていないとダメですね。
もっとも日本の道路地図ですから、ニューヨークでは役に立たないでしょうけれど。
もっとも、こういう道具は肝心なときにはあんまり役に立たないもので、ジャック・スパロウのコンパスの方がずっと面白そうではあります。
投稿: かわうそ亭 | 2006/12/31 10:40
それで、パイレーツ オブ カリビアン第3作目の製作が進行中。
投稿: でんでん虫 | 2007/01/01 07:35