時局の短歌二首
時局にからめて印象に残った短歌二首。いずれも永田和宏。(「短歌」1月号)
助命など請うこと莫れフセインの
捕われしのちの顔のよろしさ
もうやめたと言うときはすなわち死の刻にして
チャウシェスクの場合金正日の場合
BBCのバクダッド特派員の新年の記事によれば、イラク人の同僚が出社して「今朝は通りに頭が六つ転がっていたよ」などと言って仕事に取りかかるのだとか。そのこと自体はもはやニュースにもならないのですね。内戦というものの凄まじさを、イラク情勢からわたしたちはよく見ておいたほうがいいようです。フセイン処刑の映像をみながら感じたのはやはり人間どうせ殺されるなら命乞いなどせず最後の根性を見せるに限るということ。かれはスンニ派の殉教者として美化されることになるでしょう。ブッシュの負けです。
国内ニュースでは、朝鮮半島有事で北朝鮮難民は10万から15万人、政府予測とある。
麻生外相が例によって口の端をゆがめて「これ武装難民もいるんですからね」と話していたが、この人の特徴で、本人はシニカルな表情のつもりなんだと思うが、ただひたすら品性があんまり芳しくないことを天下に知らしめているとしか思えない。政治家は見た目が10割、まことに気の毒な方である。
この問題、中国が北朝鮮を「処置」する責任があるだろうが、北京五輪が迫っているから決断が難しいだろうなあ。
日本も今年は多難な年になりそうであります。
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