獺亭書店開業記
ふと思いついて本屋をはじめることにした。
わたしの家の近所にもあるのだが、住宅地のなかで、いかにも趣味でやっていますという感じの本屋がありますね。ログハウスのような外観、デンマークの家具で内装を整えて、子どもの本を中心に小奇麗な展示、読み聞かせの空間なんかもあったりする。だが、いつ通りかかっても、お客さんがいる様子はあんまりないなんていう本屋さん。
土地持ちのお金持ちが、はじめから趣味と節税を目的にしてやっているのかもしれない。優雅で羨ましいが、もちろん、安サラリーマンのわたしが同じような本屋を始めることはできません。
ということで実際にはじめたのはあくまでバーチャルなブックストアであります。
なんだ、ただのアフィリエイトじゃないですか、紛らわしい、とわかる方には以下の説明も無用ですが、なんのこっちゃ、という方がもしいらっしゃれば、ためしにどんな本屋か見ていただくのが手っ取り早い。
とりあえず右サイドバーから、かわうそ亭の別館の「7)獺亭書店」をクリックしていただくか【ここ】をクリックしてみてください。
これはAmazonの「インスタントストア」というシステムを使ったものですが、自分が本屋になったつもりでいろんなコーナー(このシステムではカテゴリーと呼びます)をつくってそこに本を並べていくわけですね。ここでわりとわたしが面白いなと思ったのは、本の並べ方を簡単に入れ替えることができることです。たとえば、獺亭書店では一番最初に出て来るコーナーを「オールタイムベスト」と名付けたのですが、このコーナーには9冊掛ける6頁の54冊を陳列できます。まあ、わたしの気分では獺亭書店のショーケースのようなつもりですが、この並べかたを、どれを何番目にするという操作がごくラクにできる。今日は、人文系の本を頭の方にもっていってみるかとか、翻訳小説でいこうとか店主のつもりで並び替えてみるのはなんか楽しい。(笑)
開店したばかりの獺亭書店、わたしのイメージでは、阪急三番街のカッパ横町の一角のようなロケーションで、通りに面してショーケースがありまして、店主すなわちわたくしは、無愛想そのものの顔で本を読んでおります。
このブログでとりあげた本、その月に「読んだ本」リストにあげた本だけでは、これはとても本屋の品揃えとしてはお粗末ですから、横着にも読むつもりの本、読めたらいいけどまあ読まないだろうなあ、などという本まで並べるつもりらしいのは、まあ、ご愛嬌と思ってお笑いください。
なおAmazonのアフィリエイトの規定では、この獺亭書店経由で注文されますと、店主には売り上げの3%がくるそうです。実際に注文さえしなければ、いくら本をクリックしてもわたしには1円も来ないので、どうぞご安心(?)のほど。
休日の半日をお店ごっこで遊んだ。(笑)
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コメント
楽しそうなお店屋さんごっこですね。(^^)
大変ご無沙汰しておりました。
書き込みは久しぶりですが、いつも興味深く記事を拝読させていただいております。
実は、私、ブログをはじめた頃、良く理解できていないままアマゾンのアフィリエイト登録はしたものの、結局、長らく放置したままでした。
インスタントストアなんて機能もあるのですね。(^^)
自分の記録用としても使えそうですね。
あれこれ並べるの好きなので私も試してみようかなぁ。
投稿: snow_drop | 2007/02/10 10:55
こんばんわ。本好きにとっては表紙やカバーのデザインを眺めるのも楽しみの一つですから、おっしゃるように自分で好きな本を並べるのは結構いい遊びになりますね。
このインスタントストアの場合、サイドバーに「類似商品」や「リストマニア」という項目がその都度、自動生成されますが、これが結構面白くて、結局自分のお店から自分の読む本を注文するはめになったりして。(笑)案外、そういう人が多いんじゃないかなあ。
お店、つくったら教えてくださいね。立ち読みにお伺いいたします。
投稿: かわうそ亭 | 2007/02/10 21:21