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2007/03/18

鰻の包丁

kitchen knives

この写真は2年半ばかり前に撮ったもの。千日前の道具屋筋にある刃物店のショーウインドウである。

そのときにFlickrに載せていたら、ある方から「Special to filet eel!!」というコメントをもらってびっくりした。写真を撮ったときは、そんなことは全然知らなくて、ただ単に面白いイメージだなと思っただけなのである。包丁の形だけでその用途がわかるというのは、その方も専門家だったからだろう。
北原亞以子さんの『銀座の職人さん』(文春文庫)を読んでいたら、この鰻用の包丁について記述があったので、そういやこんなのがあったなと思い出したのであります。

しかも、鰻は身がかたい。包丁も二段刃といって、刃の部分に、もう一度角度を変えた刃をつける。持たせてもらったが、角度の変わる刃が異様に光り、村正の刀のようで不気味だった。
「鰻の蒲焼」

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