奥田英朗の本
奥田英朗の『イン・ザ・プール』と『空中ブランコ』を読む。
ちょっと笑えますね、これ。
中身の紹介はめんどくさいから(だって読んでる人は知ってるように、そういうマジメっぽいことをする気にさせない類いの本なんだもの)とりあえず本の外観だけ。このラッパーのデザインは伊良部一郎シリーズの目印らしいのだが(新しい単行本『町長選挙』もこの路線)ちょっといい感じじゃないですか。
こちらのインタビューでは作家本人が、「装丁も含めて、小説も売り方を考えなければいけないと思うんです」と語っていますね。
奥田: そうです。セレクトショップと、あとはホテルチェーンと無印良品。スターバックスにも置きたいですね。普段、本屋に行かない人にも手にとってほしい。自分に似た人が手にとってくれたら、気に入ってもらえる自信はあります。
うん、なるほどそういう発想は案外大事かもしれない。書店以外のお店などのマガジンラックに、すかすかのくだらん内容に見合った俗悪な装幀の本が並んでいると、それだけでげんなりするけれど、本当はそういう場所にもっと違う本があったらいいのかもしれませんね。
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