アメリカ
フェルナン・ブローデルの『文明の文法 2』(みすず書房)より、アメリカの南北戦争についての解説。
- 工業地域の北部は高関税政策を求めたが、綿を輸出する南部はむしろヨーロッパから品質もすぐれた工業製品を輸入する方がよいとし、門戸開放政策を主張した。
- 紛争の政治的側面—権力を争う共和、民主の二政党は、それぞれ南部連合の民主党、北軍派の共和党と分かれ、対立した。
- この対立は、西部に創設された新しい諸州がどちらのブロックに帰属することになるのか、という争点をはらんでいただけに、いっそう激しいものとなった。
- 現実にこの危機はひとつの深刻な問題をなげかけていた。つまり、連邦に統合された個々の州は、連邦の中央政府によって決定されたあれこれの諸施策に反対することができるのか否か、またそうした諸州は連邦を出る、すなわち離脱する権利があるのか否か、という問題であった。〔南北戦争は「離脱(脱退・分離)戦争」とも表現される〕
奴隷制度廃止をめぐる対立から内戦(1861年-1865年)に突入した事態は、かようの背景が表面化したものであったと説明する。
さていよいよスーパー・チューズデーである。
わたしの予想は、オバマの勝利だろうというものだ。さして根拠はないが、ヒラリーにたいしては嫌いな人は、ほんとうに大嫌いという人が多いらしいからだ。現にわたしも一人、知っている。"She rubs me the wrong way."とわたしに顔を思い切りしかめて言いました。(笑)
もうひとつ、去年の「Foreign Affairs」( July/August 2007)に、オバマが寄稿した「Renewing American Leadership」という論文が感銘深かったことがある。もちろん、全部彼が書いたとは限らないだろうが、控えめに言っても、これはかなりの政治家である。演説も巧みですね。大阪府知事になった橋下氏の街頭演説をテレビで見てたら、演歌歌手がステージでコブシをきかせているみたいでびっくりしたが、ああいうバカ丸出しの絶叫とオバマの雄弁な演説を比較すると、一流の政治家の資質とはどういうものか、三流の政治屋の質の悪さがどういうものか如実にわかるような気がする。
若い黒人(ただし彼はかつての奴隷の子孫というわけではないようですが)政治家がアメリカの統合、再結束を訴えて、一気に大統領候補にまで駆け上がる、というのもまた歴史の面白いところでありましょうか。
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