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2009/01/17

夕陽と風情

『漢語の散歩道』(かもがわ出版)一海知義さんの「風情」という短文から。
清の袁枚(えんばい)の詩に次のような二句があるという。

 若道風情老無分  もし風情は老いて分なしといわば
 夕陽不合照桃花  夕陽まさに桃花を照らすべからず

もし「風情」というものが老人にその分なしというのであれば、夕陽が若々しい桃花を照らすなんてことはないだろう。すなわちやがて沈まんとする夕日が桃の花を輝かせるように、老人にだって「風情」の資格はあるはずだ。

わたしの手元の「岩波中国語辞典」でも風情(feng quing)の訳は「ふぜい」になっていますが、これでは意味がいまひとつ鮮明になりませんね。
以下一海先生の解説。

この「風情」、色事、エロス、あるいはエロティシズムといった方向の意味をふくむ。とたんに句意は氷解するだろう。
そうだ、そうだ、とひそかに賛意を表する老人が、すくなくないのではないか。私もその一人である。

うーむ。(笑)

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