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2009/04/30

ミラーのダイス

スコット・トゥローの『LIMITATION』から、主人公が妻とはじめて出会ったときの回想。
おそらく1960年代。信号でとなりの車線に止まったMGロードスターのドライバーが彼女だった。主人公はロースクールの三回生。彼女は大学の二年生。すごい美人で一目惚れ。思わず呆然と見つめてしまったが、色目をつかっていると思われても困るので、リア・ヴュー・ミラーにぶら下がっているふわふわの骰子が珍しかったのだと、いうふりをする。

'I've never understood what those are for,' he said through his open window. 'The dice? Is it luck?' His impression was that the toys would make it harder to see out the window.
In response, he had goten her cool smile.
'I'll have to ask my boyfriend,' she said. 'It's his car.'

Dice むかしは日本でもクルマのミラーにお守りをぶら下げていたりしたもんですが、やはり、一種のお守りなんだろうか。
こういうのは、その時代の匂いを感じさせるものでありますね。
なんか安っぽいけれど、バカバカしいような陽気さもあり、ヘップバーンの映画の小道具なんかに似合いそうな感じ。

ちなみに調べてみると、このサイコロは、Fuzzy Dice と呼ぶのだそうです。
いまでも Flickr で写真を探すとたくさん出てきますね。なんでサイコロなのか?今日の宿題。(笑)

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コメント

スコット・トゥローは読んだことがありません(たぶん)。 で、「骰子」の読みが分からず、思わず引用文の英語で確認しました(笑)。 dice の単数形は、die だけれども、ほとんど使用せず、one of the dice ではなかったでしょうか、不確かな記憶ですが・・・ (辞書を確認する、笑)。
「対飼い」の記事もとても面白く読みました。

投稿: Wako | 2009/04/30 09:27

水夫です。東京の小石川後楽園で俳句の寄り合いがありました。そこで岩渕喜代子さんに再会。かわうそさんのことをお尋ねでしたよ。

投稿: 水夫清 | 2009/04/30 18:22

Wakoさん どうも。
dice の語源はラテン語の datum で、「与えられたもの」という意味のようですね。骰子の目は、人の手の及ばぬもの、神に与えれた運命だということなのかなあ。でもおもしろいのは、この datum という同じ言葉からdata という言葉も派生しているということで、まあ、賭け事とデータが相性がいいのは、競馬新聞見ればわかるけど。(笑)

水夫清さん こんばんわ。
岩渕喜代子さんのブログ「折々」に世界俳句協会日本総会の記事が出ていましたね。お写真も拝見。
http://dp14271926.lolipop.jp/modules/?p=832


投稿: かわうそ亭 | 2009/04/30 23:19

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