ブックカバーの作り方
ふだんは本を読むときにはカバーをつけない。
図書館の本なら、たいていはブックコート処理がされているから、当然そのままの状態で読む。本屋さんで買った本は、ハードカバーも文庫本も、ラッパーをつけた状態だと読みにくいので、全部取っ払って読む。読み終えてから、ラッパーを元に戻す。
ただし例外がひとつだけあって、洋書のペーパーバックは手製のカバーをつけることにしております。
わたしの場合400ページくらいのペーパーバックを読み上げるのに、最低でも1週間から2週間くらいはかかるので、その間に表紙の四隅が折れ曲がったり、ひどい場合には背中が割れてしまったりするのですね。まあ、ぼろぼろのPBというのも風情があるのですが、何度も読み返してそうなるならともかく、一回読んだだけでくたびれた外観になるのはいくらなんでも情けないので、頑丈なカバーをかけることにしているわけです。
わたしの定番は、ショッピング・バッグの再利用。
紙が丈夫なので、かなり頑強なカバーになって、中身をしっかり保護してくれます。読み終えたら、ハサミでじょきじょきと切って、最終的にこのカバーは棄ててしまうのですが、カバーの中から新品同様のPBがゆで卵の殻を剥いたように現れるのが、わたし的には結構気に入っております。(笑)
作り方
- 用意するもの:ショッピング・バッグは紙が厚手のもの。PBのサイズに合わせて上下の長さに折り返しの余裕が必要。カッターとカッター・シート。定規。太めの透明テープ。
- ショッピング・バッグをばらして、取っ手の紐の下あたりで切る。大きな長方形をつくるわけですね。
- ショッピング・バッグの「底の部分」と「サイドの部分」を利用して、本を写真のように合わせる。(ただし、このやりかただと、どちらか片方の表紙に折り目がついた状態になりますので、完成後の美観を重視するなら、PBのサイズに合わせて、自分で折り目をつける必要がありますね。わたしは、折り目は気にならないのでこのやり方ですけど)
- だいたいこんな感じになります。写真は、背表紙の下側の加工がまだ済んでいない状態。
- コツとしては、PBをひとつの立方体のブロックかなにかのように考えて、それをラッピングする要領で、折り目をきっちりつけていくこと。
- 太めの透明テープで固定して完成。慣れれば10分くらいの作業ですね。
| 固定リンク
「j)その他」カテゴリの記事
- ソングライター、カズオ・イシグロ(2015.07.07)
- オーディオのこと(2015.06.24)
- 読書灯のこと(2014.09.25)
- 恋の奴隷考(2014.04.09)
- 千本の記事(2014.03.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
これを参考に一度チャレンジしてみます
投稿: としはる | 2009/05/26 20:47
図書館で借りた本を読むとき、いつも簡単な包装紙でカバーして読んでいましたが、これっていいですね。
たしかに丈夫ですし、作るのも写真入りで分かり易いし。有難うございます。
投稿: 松月堂 | 2009/06/10 01:12
松月堂さま こんにちわ。
コメントありがとうございました。ブログを拝見いたしました。短歌をなさっていらっしゃるんですね。わたしも詠むのはだめですけれど、読むのは大好きです。これからもどうぞよろしく。
投稿: かわうそ亭 | 2009/06/10 09:36
ブックカバー見ました。
簡単ですね。
友達の誕生日プレゼントにしたら喜んでもらえました。
投稿: 耀介 | 2011/02/10 19:43
お役に立ててうれしいです。
投稿: かわうそ亭 | 2011/02/10 22:50