6月に読んだ本
『哲学の横町』木田元(晶文社/2004)
『物語・唐の反骨三詩人』荘魯迅(集英社新書/2002)
『カルヴィーノの文学講義』イタロ・カルヴィーノ/米川良夫訳(朝日新聞社 /1999)
『続 一海知義の漢詩道場』一海知義/編(岩波書店/2008)
『ニホンカワウソ—絶滅に学ぶ保全生物学』安藤元一(東京大学出版会/2008)
『外国語の水曜日—学習法としての言語学入門』黒田龍之助(現代書館/2000)
『グノーシス「妬み」の政治学』大貫隆(岩波書店/2008)
『神話と科学—ヨーロッパ知識社会 世紀末~20世紀』上山安敏(岩波現代文庫/2001)
『The Best American Magazine Writing 2004』(Harper Perennial/2004)
『衣匠美』白洲正子(世界文化社/2000)
『芭蕉めざめる』光田和伸(青草書房/2008)
『ミステリーの人間学—英国古典探偵小説を読む』廣野由美子(岩波新書/2009)
『1Q84 BOOK 1〈4月ー6月〉』村上春樹(新潮社/2009)
『1Q84 BOOK 2〈7月ー9月〉』村上春樹(新潮社/2009)
『私の昭和史・戦後篇(上)』中村稔(青土社/2008)
『The Secret Scripture』Sebastian Barry(Faber and Faber/2009)
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コメント
村上春樹の最新作を読まれたのですね。コメントなし、というのが、かわうそ亭さんの感想でしょうか。私は未読です。
6月には、カズオ・イシグロ『夜想曲集』を読みました。悪くはないと思いましたが、前作ほどではない。これは、短編集だからでしょうか。
村上春樹の以前の短編集『東京奇譚集』を連想させる一冊でした。
投稿: Wako | 2009/07/01 11:16
カズオ・イシグロの本が出ていたんですね。うっかり見落としておりました。早川書房のカバーのデザインは、これはLPレコード(まさかSP?)でしょうか、なかなかよさそうです。
『1Q84』は、おっしゃるとおりの感想です。ちと趣味に合いませんでした。
もっとも、この本に登場する作曲家ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」はさっそくヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルのCDを買いました。ほとんどミーハーですが、iPodに入れて、町を歩くとなかなかいい気分でした。(笑)
投稿: かわうそ亭 | 2009/07/01 19:52
音楽と言えば、青柳いづみこ『六本指のゴルトベルグ』(岩波書店、2月刊、ミステリの中に出てくる音楽を扱ったエッセイ集)を読み、その中から未読の何冊かを読みました。皆川博子『死の泉』(ハヤカワ文庫、2001)がとてもおもしろかったです。
おもしろかったと、誰にも伝えていないので、かわうそ亭さんに告白(?)させて!
それから、いづみこさんのコンサート9月に行くことにしました。チケット買いましたの☆
投稿: Wako | 2009/07/01 22:22
あ、それはうらやましい。
『六本指のゴルトベルグ』はたしか「図書」に連載されていたものですよね。何編か読みました。お祖父さんが青柳瑞穂で、早慶戦で歌われる慶応の「丘の上」の作詞をなさった方だとか。——とか言いながら「丘の上」がどんな歌なのか知らないわたし。(笑)
投稿: かわうそ亭 | 2009/07/01 22:42