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2010/01/19

GARDEN OF PAINTING

中之島の国立国際美術館で開催中の「絵画の庭——ゼロ年代日本の地平から」を見に行く。新築移転5周年記念だそうな。早いものだな。
英文の表記のほうが気分が出ている感じなので、参考までに。

Fifth Anniversary Exhibition
GARDEN OF PAINTING
Japanese Art of the 00s

20100119 展覧会の目玉が奈良美智(よしとも)であることは、彼の2001年の作品である「The Little Judge」がチケットやポスターに使われていることでも明らかだが、じつのところ現代美術にはなじみがないので、ほかに知っているのは、草間彌生と会田誠くらいだった。会田誠を知っていたのは、たぶん「芸術新潮」か「美術手帖」かで「Picture of Waterefall」という作品を見て印象に残っていたためだと思う。実物は、見上げるような大作で、いささか(というよりかなり)性的な幻想を誘うインパクトあり。知ってる人は知ってるだろうから、どういう絵かはあえて書きませんけど。また一緒に展示してある「Blender」(「ジューサーミキサー」)を、近寄って見て、思わず「うっ」と呟いた。気の弱い方は、悪夢に見るかもしれない。これまたどういう絵かは書かないほうがいいだろう。

美術雑誌やグラビヤなどでは、奈良美智の、口をへの字に結んで、こっちを睨みつける前髪を上のほうで切りそろえた少女はおなじみだが(ここ)、オリジナルを見たのは今回がはじめてだった。きれいなものだな、と思った。「after the acid rain」の少女の目を見つめているうちに、どこかに忘れてしまっていた感情をゆさぶられたのだろうか、気づくと、思わず目頭が熱くなっていた。不思議だ。もちろん、個人で買えるようなものではないけれど(絵画に億単位の金が使える身分ならともかく)ああ、これ欲しいなあ、と思った。(どこに飾るつもりやねん(笑))
観客も長く足をとめて見入る人が多かったように思う。

あと、今回はじめて知った画家で、これはすごい才能だな、と思ったのは加藤美佳という人だ。1975年生まれ、愛知県立芸術大学美術科油画科卒業。こちらで作品を見ることができるが、「Canaria」にまず圧倒され、しかし「a tomb for all of us」という小品などにも繊細な感受性がうかがえてわたしは好感をもった。

ほかに注目したのは、池田光弘、厚地朋子といったアーチストだが、それぞれのお名前でググるといくつかヒットして多少のイメージをつかむことができるようだ。ウェブ時代の新世代は、わたしのような門外漢にさえ名前を売ることができるということかも知れないなあ。

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