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2010/02/23

池波正太郎の俳句

「俳壇」3月号に池波正太郎の俳句が掲載されていた。
鬼平や剣客商売に俳諧師は登場しない。登場人物が発句をたしなむという設定もあったはずだが、ほんのさわりでさして重要なものではなかったはずである。
だから、池波正太郎に句集『泥麥集』があるというのはすこし意外な気がした。
戦争末期から戦後にかけて、十八歳から二十三歳のころ、「めったやたらに俳句や短歌のようなものをつくっていた」そうな。
もっとも掲載されている句を見る限りでは、さして巧いものではない。ご本人が俳句「のようなもの」と書いておられるとおりかもしれない。
多くは兵隊にとられていたあいだに見聞きした田園風景がモチーフになっているようだ。

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