音楽とミステリーの話
『六本指のゴルトベルク』青柳いずみこ(岩波書店)は、岩波の「図書」に連載されていたエッセイを単行本にしたもの。連載のときに読んだものもあるが、大半ははじめて(たぶん)読む文章だ。とても面白い。国内、海外の小説のなかから、音楽がからんだものをとりあげて、どこでどんな音楽が使われているのかをていねいに解説してくれている。
全30話のなかには、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』やロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』なんてちょっと格調高いものもあるけれど、これはさすがにちと食指がうごかない。(笑)わたしが通勤電車の車内で、これはこんど読もっと、と書名と作者をiPhoneにメモしたのはもっぱらミステリーである。
しかしわざわざメモするまでもなかったんだなあ。巻末にちゃんと書名索引がついていた。これをコピーすればよかっただけのことだった。
しかし、せっかくメモをしたので、ここに転記しておこう。こんなふうにミステリが楽しめるのは素敵なことでありますね。
ちなみに書名の『六本指のゴルトベルク』で、あ、レクター博士だ!と気づいた方は鋭い。(笑)
『悪魔に食われろ青尾蠅』ジョン・フランクリン・バーディン
『ケッヘル』中山可穂
『ピアノ・ソナタ』S.J.ローザン
『負け犬のブルース』ポーラ・ゴズリング
『ベル・カント』アン・バチェット
『ラヴェル』ジャン・エシュノーズ
『鳥類学者のファンタジア』奥泉光
『いざこと問はむ都鳥』澤木喬
『ある夜クラブで』と『さいごの恋』クリスチャン・ガイイ
『死の泉』皆川博子
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