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2011/05/18

歌仙のたより

201105_z

昨年の春まで月例の句会をともにさせていただいた方からお手紙をいただいた。開封するとなかに「歌仙懐紙」が同封されていた。歌仙懐紙といってもここでは、いわゆる茶道などで見かける「懐紙」ではなくて、みんなで連句をするときに、式目を確認し連想をめぐらせる一助にしながら興行するための草稿用紙のようなものである。もともとは連歌を巻くためにある大学の先生が考案されたものだと伺ったが、たいへんうまく出来ていて、連句が俳句並みのポピュラーなものだったならば、もしかして特許をとって一山あてることができたのではないかと思うくらいであります。

お手紙には達筆で、わたしをふくむ五人を連衆として昨年の六月に着手した歌仙が、めでたく満尾していたことがしたためられていて、これ程の月日がたっていたかと皆で驚いたりあきれたり云々とあった。
こうやってあらためて記録をみると、わたしの句は名残表の六句を最後にしている。読み返すと才気煥発な連衆のみなさんとの交流や楽しい句会の語らいがよみがえった。

連句は共同の詩作品だから、ほんとうは勝手に公表することはできないと思うが、わたしが個人的な事情からいなくなったあとの名残裏の挙句までの四句、すなわちわたし以外の連衆の最終句をここに掲載させていただくことをお許し頂きたいと思う。ご迷惑がかかるといけないので本来付すべき作者名はふせておきます。

友がらと一日語らむ陽の丘に

 春風はこぶ人の噂も

ふりかかる花も野点を愛でるらむ

 百千鳥鳴く呉竹の苑

みなさま、ほんとうにありがとうございました。わたしはなんとか元気でおります。

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d)俳句」カテゴリの記事

コメント

素敵お仲間と素敵な時間をお持ちでしたね。
美しい句です。
私が読んでも、涙がでるようです。

投稿: mimo | 2011/05/21 08:01

ありがとうございます。

投稿: かわうそ亭 | 2011/05/21 21:12

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