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2011/05/20

はじめての人のパソコン教室 其の一

以下はむしろ私信に類するものですが、はじめてコンピュータを使い始めた人(わたしの両親)にむけて書いております。パソコンはマックブック、ケーブルテレビのインターネットに家の中は無線LANでつなぐという環境です—

そちらのパソコンがインターネットにつながりましたので、もうすでに使いながら理解されたことも多いかもしれませんが、一応、インターネットの基本的なことについて説明しておきます。
もっともインターネットの仕組みについては、実際のところ、ほとんど誰も理解していません。専門的な知識は、普通の利用者には必要ないからです。テレビがなぜ映るのか誰も知らないのと同じです。
ただ、使うときに頭に入れておいた方がいいのは、いま自分のパソコンに表示されているもの(写真とか文書とか)はどこにあるかということです。

たとえば、いまはもうインターネットでわたしの畑の写真を見ることができていると思いますが、そちらのパソコンが見に行っているのは、京都のわたしの家のパソコンのなかにある写真ではありません。それは、こちらのパソコンの電源が入っていないときでも、そちらから見ることができることを考えると、すぐわかると思います。

仕組みはこうです。

  1. わたしはカメラから自分のパソコン(図のS)に写真を取り込みます。これはカメラのカードの中身をパソコンのハードディスクにコピーするということです。パソコンのハードディスクについてはそちらで説明しましたね。
  2. つぎにわたしはインターネットを経由してフリッカーという写真を共有するサービスをしている会社のコンピュータ(図の丙)に写真を送り込みます。むこうのコンピュータから見ると、わたしのパソコンの写真をコピーしていることになります。
  3. こうしてわたしが撮った写真は丙のコンピュータのなかに保存されました。
  4. するとそちらのパソコン(図のT)でインターネットをつかって丙の中にあるわたしの写真を見ることができるようになります。

Internet_fig

こういう各自のパソコンの中身(写真でも文章でも映像でもなんでもかまいません)を受け取って図書館のように保存していくコンピュータ(図の丙)や、パソコンをインターネットに接続するコンピュータ(図の甲や乙)のことを「サーバー」と呼びます。レストランの給仕とかテニスのサーブとかと同じ言葉ですから、その役割はイメージはできると思います。
インターネットの世界ではこのサーバーは世界中のどこにあってもかまいません。たとえばいま説明したフリッカー社はアメリカのサンフランシスコにあるはずですが。そのサーバーが実際はどこに設置してあるのか、わたしは知りません。たぶんアメリカにあるのだと思いますが、インドにあってもいいし、アイルランドにあっても、利用者にとっては同じことです。

さて前置きが長くなりましたが、インターネットをつかうときに、いま自分のパソコンに表示されているものは、ほんとうはどこにあるかを意識しておくということは、つまり、わたしたちが見ているもの(写真とか文書とか映像とか)は、かならずどこかのサーバーの中身を見ているということを理解しておきましょう、ということです。

このサーバーが世界中に何台くらいあるのか正確にはわかりません。毎日増え続けているからです。数年前でさえ1億5千万台くらいあるといわれていました。
たとえば政府の各省庁や日本銀行やらトヨタなどの大企業、マスコミ各社はいうまでもなく、今日ではほとんど個人商店に近いような中小企業でも自前のサーバーを持っているような塩梅です。
たとえば図の甲は、そちらで加入したケーブルテレビのサーバーで、乙はわたしの利用している通信会社のサーバーだと思って下さい。

こういうサーバーが24時間、365日稼動して、インターネットはこれらのサーバー同士を全部結びつけているというふうにとりあえず理解してください。
ほんとうはもうすこし複雑ですがこれくらい大雑把なほうがいいと思います。

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