トラスト・ミー
ネルソン・デミルの新作『The Lion』――タイトルからファンのみなさんにはあきらかでしょうが、『The Lion's Game』の続編――のなかに、こんな箇所がありました。
主人公のジョン・コーリーとかみさんケイトの会話。
She nodded, then asked me, "Have you told Tom about Boris?"
I knew I couldn't lie because she'd check with Walsh, so I replied,
"I have not."
"Why not?"
Good follow-up question. And I couldn't finesse this, and I didn't want to tell her truth, so I retreated into the last refuge of husbands and boyfriends and said, "Trust me."
"What is that supposed to mean?"
"Trust me."
ケイトはFBIの特別捜査官であると同時に弁護士の資格ももっていますから、なかなか追求がきびしいね。重要な手がかりになるはずのもとKGBのボリスのことを上司のトム・ウォルシュに話してないって?あなた、またなにか勝手に始めたのね、という展開。
まあ、あらすじはどうでもいいのだけれど、トラスト・ミーって台詞は、なるほどこういう使い方をするわけでありますねえ。やはり重要な外交の場面で、一国の宰相が他国の元首に言うような言葉ではありませんな。いや、もう古い話ですが。
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