ココログ・フリーの発表にタイミングを合わせたような、ココログに対するサイバー攻撃については、まあ、偶然なんでしょ、ということでパスするが、@ニフティにはTBスパムへの対策を早急に行い、利用者(ブログライターもその読者も含めて)が不快な思いをすることのないように全力をあげていただきたい。
さて今回の騒動がきっかけで、トラックバック(TB)に対するユーザーの考えや対応がいろいろ表明されているようだ。
いろんな考え方があっていいし、それぞれが自分の方針で対応すればいいことだ──と言ってしまえばそれまでなので、ひとつだけ違和感を覚えたことを書いておきたい。
それは、TBの「正しい」使い方は「引用通知」である、というもっともらしい解説だ。つまりトラックバックを送る場合は、自分の記事の中に相手へのリンクがあるか、相手の記事への言及があるかが基本的に必要だという考え方だ。わたしはあなたの記事を読んで、こんな記事を書きましたよ、というのがTBの「正しい」使い方で、単に似たようなテーマの記事を書きましたので読んで下さいね、というようなTBは好ましくないというのがこの意見の人たちの立場らしい。
だが、わたしはこの意見に与しない。
気持は分からないでもない。
わたしにも覚えがないわけではない。いい本を読んだなと思って自分のブログに感想を書く。その感想にTBをもらったので、リンクを辿って相手のブログに行ってみたら、ただのアフィリエイト馬鹿が、(ここからアマゾンに注文して下さいねと)その本を単に陳列しているだけだったりすれば、そりゃ、まあがっかりするわな。(笑)
しかし、相手の記事のなかに自分への言及がないことがそんなに問題なんだろうか。
わたしは、同じ本を読んだ人、同じ映画を観た人が書いた文章にはとても興味がある。TBを辿って行った先にその人の言葉でなにかが書かれていれば十分に満足だし、TBくれてありがとうと素直に思う。自分の記事への言及はまったく不要だし、むしろない方が照れくさくなくてありがたいと思うね。
トラックバックについては、「絵文録ことのは」さんのエントリーを参考にするのが定番なんじゃないかな。(ここ)
2年も前のエントリーだが、これ以上付け加えることもないし、その後、ここにある考えを超えるようなものもないように思う。
ということで、サイドバーのカテゴリーにTBポリシー他というのを設けて、「かわうそ亭」のTBポリシーを、以下に書いておきます。
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